踊育(だんいく)キャリア教育プログラム【先生専用】
チームワークが育つ!
「地域ダンス」をプロデュースしよう!(全8コマ)
実施校 | 立川市立南砂小学校 |
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対象 | 6年生 56名 |
ねらい | グループでダンスの創作活動をすることを通し、学級・学年の結束力を高め、6年生として小学校生活としての学年の思い出づくりとして活用 |
活用した地域の踊り | 立川音頭 |
授業のながれ
日数(活用時数)
ホームルーム
内容
- プログラムのオリエンテーション
- 話し合いと地域への関心度に対するアンケート調査
授業詳細
- プログラムの主旨と目標設定をする10分間のオリエンテーション映像を視聴します。
- プログラム実施前の児童の“話し合いに対する態度” “地域への関心・愛着度”を調査するためのアンケート調査をワークシートを活用しておこないます。
日数(活用時数)
1日目(2コマ)
内容
- 立川音頭の学習(座学&実践)
- ストリートダンスの学習(ダンスの基礎&振付習得)
授業詳細
1コマ目:
- 立川市民踊舞踊連合会の皆様による立川音頭の起源と立川市で踊り継がれてきた立川音頭の歴史の講話
- 立川音頭の歴史、踊りの由来を理解したうえで立川音頭の踊り方を習得
2コマ目:
- プロダンスインストラクターによるストリートダンスの基礎と振付指導
check!
- ストリートダンスの授業後、休憩時間や放課後、体育の授業でもダンスの振付練習ができるようにダンスのお手本映像を活用。
日数(活用時数)
2日目(2コマ)
内容
- ストリートダンスと立川音頭のおさらい
- 「地域ダンス」を創作するグループワーク
授業詳細
1コマ目:
- 1日目に習得したストリートダンスと立川音頭の踊り方のおさらい
- ストリートダンスの振付の中に立川音頭の動きを取り入れた「地域ダンス」を創作するグループワークに取り組む
2コマ目:
- グループワークの際の自分自身と仲間の関わり方についての振り返り
- 振り返りでの反省を踏まえ再度「地域ダンス」の創作活動にグループで取り組む
check!
- 最初のグループワークでは、話し合いが円滑にいくヒント等を提示せずに児童同士が自由な方法で話し合いをします。
- 2コマ目の話し合いの振り返りで、「自分の意見を発言で来たか」「仲間の意見を聞けたか」「仲間の意見に反応(意見に賛同する意志を示すこと、反対する場合は反対の理由を示すこと)できたか」を振り返ることで、話し合いに対する気づきを与えます。
- また、発言することだけが話し合いに積極的に参加するための方法ではなく、仲間の意見を傾聴し、意見に反応することによって積極的な参加につながっているということに気づきを与えます。
日数(活用時数)
3日目(2コマ)
内容
- 「地域ダンス」のブラッシュアップ
- 授業内発表の準備
授業詳細
1、2コマ目:
- 「地域ダンス」の完成度を高めるためにグループで練習を繰り返す
- 「チーム名」とダンスを披露する前にチームでかける「気合いの言葉」を考える
check!
- 前回の授業での話し合いの気づきを活かし「チーム名」や「気合いの言葉」をグループで話し合って決めます。ダンスを踊り始める立ち位置や隊形移動などもグループ内で意見を出し合って決めていきます。
日数(活用時数)
4日目(2コマ)
内容
- 授業内発表
- 振り返り
授業詳細
1コマ目:
- 「地域ダンス」の最終練習
- 発表のリハーサル
2コマ目:
- チームごとに「地域ダンス」を発表
- プログラムの振り返り
check!
- 発表後の振り返りでは、プログラムを通してチームで協力してきたこと、気づいたことをワークシートに沿って振り返ります。
- プログラム実施前と同じ内容のアンケートに回答し、回答内容を見返し、比較することで、“話し合いに対する態度” や“地域への関心・愛着度”について児童自身が自分の気持ちの変化や気づきを感じ取り成長できたと思えるようにします。
先生の感想
- 子ども達にとって楽しく、そして気づきがたくさんある充実した時間となりました。話し合いでうまくいかないこともあったが、その経験を通して友だちとの仲が深まった。
- 話す→聴くの一方通行だとはなせないは「言えない」と、コンプレックスを抱きがちでしたが、反応リーダー、傾聴リーダーという役割があると自覚してからは聞き上手になったように思います。
- 話し合いの際、伝える、聴く、反応する 大切さに気づいた児童がたくさんいました(今後も日々の学習で意識づけていきます。)