キャリア教育プロジェクト

「地域の踊り」と「リズムダンス」を融合した
キャリア教育プログラム

岩手県盛岡市立東松園小学校での実施詳細

  • 実践例の紹介
  • 実践例の紹介
学校概要 盛岡市立東松園小学校
岩手県盛岡市東松園2丁目5-1
対象 小学3年生 51名
小学4年生 30名
実施日程 1日目 オリエンテーション、リズムダンスの授業
2日目 さんさ踊りの授業、リズムダンスとさんさ踊りのミックス
3日目 リズムダンスとさんさ踊りのミックスのブラッシュアップ
4日目 ミックスしたダンスを踊りの指導者へ発表
5日目 振り返り
本プログラムに
取り組もうとした動機
毎年6月の運動会でさんさ踊りに取り組んでいるが、専門の指導者に指導していただく機会がなかった。
この取り組みを通して、さんさ踊りの歴史など深く学ぶことができるのであれば子供達にとっても有意義であり、運動会に向けてもより精力的に取り組めるのではないかと思った。
また、ダンス指導についても専門家に指導していただく機会がなかなかないため、良い機会だと思っている。
さんさ踊りとリズムダンスをミックスするという新たな取り組みは学校内だけの取り組みでは出来ないことなので、子供達にとっても良い経験になると思う。
ミックスする踊り さんさ踊り
地域の踊りの指導者 盛岡さんさ踊り清流のみなさん(3名)
→協力依頼は「盛岡さんさ踊り振興協議会」へ。協議会から、盛岡市で活動している、さんさ踊り清流を紹介いただく。

さんさ踊りの概要

さんさ踊りの歴史について

その昔、羅刹という鬼が南部盛岡城下にたびたび現われては、悪行の限りを働き、農民たちを苦しめていた。困り果てた人々が三ツ石神社に鬼退治を祈願したところ、神様は神通力で鬼を捕らえ、巨岩に縛り付けた。鬼は、「もう二度と悪さをしないし、この地にも二度と来ない」と必死に命乞いをし、その誓いの証しとして「今日以後良民に仇するなかれ」と岩の上に大きな手形を押させた。それが、「岩手(岩に鬼の手形)」と、盛岡の別名「不来方」の地名の起こりとなった。
鬼の退散を喜んだ里人たちは大いに喜び祝い、三ツ石のまわりを「さんさ、さんさ」と感謝のまごころを捧げて踊ったのが、さんさ踊りの始まりだといわれている。
300年前より盆踊りで踊られるようになり、先祖の供養のために踊られている。

掛け声

ハラハラハラセ:
鬼よ去れ という意味

サッコラ チョイワヤッセ:
漢字で書くと「幸呼来」 幸せを呼ぶという意味

衣装

花の帽子は、昔は蓮、蓮華が使われていたが、今は牡丹の造花。7色のカラフルな帯は魔除けのため。

学習の流れ

活用ツール

実施事例一覧