自分たちの校歌でダンスをする? 子どもたちにこのダンスアドベンチャーの企画の話しをした時からすでに、ワクワク感でいっぱいでした。ワークショプが始まり、プロのダンサーの方に来ていただき、毎時間子どもたちは刺激を受け、楽しみながら異年齢のグループで学ぶ姿が見られました。また専門家から教えてもらう「リズム」の学習や、学園長から校歌の歌詞について教えていただく機会は、とても貴重な時間になりました。
ダンスアドベンチャーの取り組みを行う中で、普段は1クラスでの交わりしかない子どもたちにとって、異年齢のグループで行う活動は時にはぶつかり合いもありましたが、上の学年が下に優しく教え合ったり、一緒にアイディアを出し合いながらダンスの振り付けなどを考えたり…とても貴重な交流の時間となりました。グループの中で、ダンスリーダやリズムリーダ、リサーチリーダーなどみんながそれぞれに役割を担う事で子どもたちの積極性も生まれてきました。
自分たちが伝えたい歌詞の意味をダンスで表現する事は小学3、4年生にとって少しハードルが高いのかな?と心配していましたが、子どもたちの中でアイディアを出し、NSSAのインストラクターの方にもアドバイスをもらい、それぞれに個性豊かな楽しいダンスを創り上げていました。そんな子どもたちの姿を見ていると、とても生き生きした表情も見られ、また一つ自信がついたようにも思います。
楽しさの中に学びの要素もあり、子どもたちの創造力が輝く今回のキャリア教育「ダンスアドベンチャー」は子どもたちにとっても一生の宝物になったと思います。
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子ども達の心を、熱く震わせる授業
校歌を通じて地元を学び、クラスが一つにまとまるキャリア教育
ダンス・アドベンチャー ~みんなのチャレンジが未来を変える~
近江兄弟社小学校
実施概要
実施期間/授業時間数 | 平成28年9月1日・8日・13日・15日・29日・30日(6日間) |
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場所 | 多目的室、体育館、 |
対象 | 3・4年生 55名 |
授業の流れ
平成28年9月2日・3日・9日・17日・24日
1日目オープニング映像 -未来からのメッセージ-
いったい何が始まるのか!?と少しドキドキした様子の児童達。
案内人の先生が、今日からキャリア教育「ダンスアドベンチャー」が始まる事を告げ、映像が流れると、みんな食い入るように映像を見ていました。
2日目ダンス
はじめは小さな動きだったダンスも、徐々に一つ一つの動きに慣れ始めると、大きな動きになり、全身を思いっきり使い、楽しそうに踊っていました。特にランニングマンは人気で、みんな必死で練習し、「教えて教えて!」と、互いに教え合いながら練習していたのが印象的でした。
3日目音楽
音楽を構成する要素であるリズム、メロディ、ハーモニーについて学び、救急車のサイレン音や沖縄音楽の特徴を知り、音楽の持つ力を体験する。授業後半は、アレンジした校歌にあわせ、各チームがリズムチャレンジを行う。
4日目地域学習(リサーチマスター:道城学園長)
校歌の歌詞の由来について、リサーチマスターとして道城学園長に来ていただいてお話しをしてもらいました。
校歌の歌詞に込められた創立者の願いなどを分かりやすく説明していただき、子ども達は熱心にメモを取ったり、質問をしたりしていました。
5日目表現
チームごとに校歌の発表したい部分をどんな風にダンスで表現したらいいかを考えて創作しました♪
それぞれのチームでなるほど〜と思うような素敵な振り付けや楽しい振り付けを考えてくれました。
6日目リハーサル、発表会
地域学習で学んできたことを各チームごとに発表したのち、ダンスを披露する。
授業参観日をかねての発表会のため、PTAの方々が観覧くださいました。
発表会終了後、振返りシートに感想等をまとめる
プログラムを導入いただいた先生の声
近江兄弟社小学校 2015年9月2日〜24日
佐藤先生
清田校長先生
まずみんなのチャレンジが未来を変える」、このフレーズが本校の願いとぴったり!職員会議で、「校歌」をダンスで表現するキャリア教育の取り組みが紹介され、全員の賛成でお世話になることが決まり、9月1日(木)からワークショップが始まりました。
おかげで子どもたちは、改めて校歌の意味を理解する、学園長の特別授業を受けることもできました。そのうえで、3・4年生55名が6つのグループに分かれて、校歌のイメージを膨らませ、公益社団法人日本ストリートダンススタジオ協会のみなさんの見事な導きにより、仕上がった作品の発表の日、9月30日(金)を迎えることができました。
満足そうにわが子の生き生きと踊る姿を見つめ、シャッターをきる保護者の方々に目をやり、この企画をお願いしてよかったと思いました。ほんとうにお世話になりました。感謝。