子ども達の心を、熱く震わせる授業
校歌を通じて地元を学び、クラスが一つにまとまるキャリア教育

ダンス・アドベンチャー ~みんなのチャレンジが未来を変える~

大阪市立工芸高校

実施概要

実施期間/授業時間数 平成27年8月6日・25日・9月5日・9月12日
場所 体育館、教室等
対象 2年生 25名

授業の流れ

平成27年8月6日・25日・9月5日・9月12日

1日目オリエンテーション

これから取り組むダンスアドベンチャーについての説明

  • オリエンテーション
  • オリエンテーション

ダンス

リズムに合わせて、基本的なダンスの動きを学び、ダウンやサイドステップにチャレンジ!

  • ダンス
  • ダンス

2日目音楽

校歌の解説、OBへのインタビューにむけて

  • 音楽
  • 音楽
  • 音楽

3日目振付作り

校歌から学んだことを振付でどう表現するか!?

4日目振付作りと踊り込み

5日目発表会

工芸高校 保健体育科 松本千登世先生より

校歌ダンスプロジェクトに参加して

「焼け野原となった大阪の地で、これからの基幹産業を担う逞しい人材を育てよう。」 戦後まもなく完成した本校の校歌は、日本復興への希望にあふれ、強いメッセージとともに、生徒へ引き継がれてきた。しかし近年、その存在が希薄になり、行事での斉唱時などで、歌えない生徒が出てきた。そんな校歌の衰退を懸念し始めた頃、ちょうどダンスアドベンチャーからプログラム参加のお誘いがあり、応募させていただいた。

当初から、ストリートダンスと堅苦しい校歌がいったいどうやって融合していくのか、大変興味深かったが、カラオケのように流れる曲に合わせて、単に踊るだけという想像しかできなかった。実際、レッスンが始まったころの生徒たちは、音に合わせて無理やり振り回されている糸の切れた凧のようであった。そんな時に「専門分野で活躍する先輩に会ってくる。」というミッションが発令され、校歌の背景や語句に含まれるキーワードとともに調べていった。この作業を、私たちは校歌ミステリーハンターと名付けた。生徒たちは、キャリアを積んだ卒業生に話を聞きに行き、体ひとつで勝負するシビアな仕事の世界を見せてもらった。

プレゼンテーションの日、生徒たちは、たくさんの収穫をもってスタジオに集まってきた。「今まで、自分のことだけしか考えられなかったが、人のために働くという考え方を初めて知った。」新たな発見に興奮し、その発表にみんなで感動した。「生きていることへの感謝をダンスで恩返ししたい。」当初、予定していなかったプロインストラクターのYUKKOさんからの飛び入りスピーチは、生徒たちの心に強く響いた。

発表中は、生徒たち一人一人が、心に響いたキーワードをB4サイズの紙に大きく書き記し、レッスン前に体育館の壁に貼り、思いを共有することにした。自分を高めようという気持ちが強くなったのは、この時であったように思う。ダンスが生き生きした動きに変わっていった記念すべき日となった。今回のインタビューでは、日頃シャイで他人と意見を交わす勇気のない現代っ子に、コミュニケーションの機会が与えられただけでなく、その結果をダンスという媒体を通して、他人に見てもらうといった自己表現の力を育てることができた。

レッスン最終回。生徒たちはたくさん詰まった先輩の思いや母校への愛を胸に、笑顔で堂々と最後のダンスを踊った。ダンスのもつ不思議な力を感じた一瞬であった。お世話になったスタッフのみなさま、本当にありがとうございました。

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