リズムダンス研修会・検定
NSSA ダンス部指導員認定資格制度
背景と目的
現在、学校部活動の地域移行が進む中で、特にダンス部では指導者不足が顕著です。
一方で、ダンスには「非言語コミュニケーション」「世代間交流」「防災対応力の向上」など、多面的な社会的価値があります。
NSSAはこうした文脈を受け、公益性・教育性・地域連携・防災への貢献を備えた人材を認定・育成するために、資格制度を創設しました。
NSSA公認 認定資格制度委員会を設置
資格の信頼性と専門性を確保するため、また、地域との連動性なども踏まえた展開を行うために、以下の専門家をNSSA公認認定資格制度の学術顧問および特別アドバイザーとして迎えます。
※五十音順で記載
石垣智也 氏:
畿央大学 健康科学部 理学療法学科 兼 健康工学部 健康イノベーション学科(仮称)設置準備室、准教授、博士(健康科学)
- 高齢者の健康促進、リハビリテーション、教育学の専門家。
- 高齢者の地域リハビリテーション、ウェアラブルデバイスなどヘルスケア技術の臨床応用・社会実装を研究する専門家
佐藤菜穂子 氏:
名古屋学院大学 リハビリテーション学部 准教授、博士(教育学)
- 高齢者の健康促進、リハビリテーション、教育学の専門家。
- NSSAのシニア向けプログラム(速く歩けるようになるダンス)や健康促進に関するアドバイザーとして参画。
澤見一枝 氏:
奈良県立医科大学 老年看護学講座 教授、博士(保健科学)
- 高齢者の認知機能向上や、地域の健康づくりの専門家。
- NSSAのシニア向け認知症予防ダンスプログラムの監修や、行動変容に関するアドバイザーとして参画。
DOMINIQUE 氏:
日本人初のヒップホップ世界チャンピオン
- 国際的に活躍するプロダンサー。
- パフォーマンス基準策定や、ストリートダンスの技術向上を指導。
- 若年層のダンス普及活動や、世界水準の指導法の導入をサポート。
コーディネーター
吉田健一:
NSSA代表理事、京都大学公共政策大学院修了/公共政策修士
- 国際的に活躍するプロダンサー。
- パフォーマンス基準策定や、ストリートダンスの技術向上を指導。
- 若年層のダンス普及活動や、世界水準の指導法の導入をサポート。
NSSA ダンス部指導員認定資格制度概要
資格体系と対象者
NSSAの資格は、実技能力と指導力の有無に応じて、以下の3区分に分かれています。
ダンス実践指導者認定資格(A級・B級)
ダンスの実技を交えた“見せて伝える”指導ができる人向け
ランク | 条件・試験内容 | |||
---|---|---|---|---|
指導歴 | 学校での実績 | 必須研修 | 試験内容 | |
A級 | 5年以上 | あり | 上級研修 | 筆記・模擬指導 |
B級 | 2年以上(大学生可) | 不問 | 基礎研修 | 筆記・模擬指導 |
ダンスコーチング指導者認定資格(A級・B級)
実技は苦手でも、“導いて伸ばす”ことが得意な人向け
ランク | 条件・試験内容 | |||
---|---|---|---|---|
指導歴 | 学校での実績 | 必須研修 | 試験内容 | |
A級 | 5年以上 | あり | 上級研修 | 筆記・模擬指導 |
B級 | 2年以上(大学生可) | 不問 | 基礎研修 | 筆記・模擬指導 |
例:スポーツ心理学や教育学、医療・介護等の有資格者も対象
NSSA公認ボランティア認定
B級取得後、一定時間以上の地域・学校での指導活動を行った者に対して、公的に「ボランティア認定証明書」を発行。
役割と機能
認定指導者は、単なる技術指導者にとどまらず、以下のような多面的な役割を果たします。
指導 | 中高生への技術・表現指導、発表会演出、課題評価 |
---|---|
連携 | 地域のダンスサークル・福祉施設・学校との連携調整 |
傷病予防 | 安全な指導環境の整備、ケガ予防のためのウォーミングアップやクールダウンの知識と実践 |
防災 | シニアへの“速く歩けるダンス”指導や垂直避難訓練の設計 |
イベント | NSSA主催イベントでの運営・審査・司会・指導 など |
今後は広く日本中で実施をできる体制を整備するために、まずはテストモデルを行います。ご興味のある方はお問い合わせください。